予防歯科
予防歯科

お口の健康を守るのに一番大切なことは、手前味噌ですが、歯医者にたまに行くことだなと日々診療していて実感しています。
というのも、むし歯や歯周病の予防のためにセルフだけで出来ることは多々あるかと思いますが、歯科では、
という特徴があるので、定期的な検査と早期の治療がとても大切になってくるからです。
ある調査でも、治療後に歯が残せるかどうかの要因で、性別、年齢、喫煙、全身の病気を押さえて「定期的に通院しているか」が一番影響があるというデータがあります。
定期的に通院していない人に比べて、通院している人は歯を失いにくく、その差なんと2倍です。
また、歯を失う要因としては、
一位 歯周病
二位 破折(歯のヒビ)
三位 むし歯
四位 根尖性歯周炎(神経の治療の後のトラブル)
の順になっています。
予防歯科において定期検診は重要です。当院ではとにかく通いやすい環境づくりと、歯周病予防、セルフケアの指導に力を入れています。
当院の定期検診の内容を紹介します。
予防歯科のスタートラインになるのが、歯科検診(全体チェック)です。
悪いところを見つけ、まず治療を済ませて安定した状態にする必要があるからです。
検診は大切なのですが、ここがまずハードルになってしまっていて患者さんによっては現状を知りたくない、悪いところが見つかったらすぐに削られる、と受診をためらう方も少なくないと思います。
当院では、必要な検査を短時間で行い、悪いところの説明もできるだけ怖くないようにお伝えするようにしています。
状況によっては経過観察といって、治療を見送る選択もできますので、とりあえず受診していただくと、将来にわたってずっと美味しく食べられる状態をいっしょに目指していけます。お気軽にご相談ください。
また、定期検診では、毎回歯周病検査、むし歯チェックを行い、定期的なレントゲン撮影とあわせることで、再発や悪化を見つける仕組みづくりを徹底しています。
歯科が苦手な方だけでなく、歯科に長年通ってこられたベテランの方にも安心していただけるような質の高い定期検診を提供できるように、スタッフ一同努めてまいります。
歯周病もむし歯も、原因の一つにセルフケアのやり方があります。
ブラッシングで毎日とっているのはお口の中で増える細菌です。お口の中は温度が高くて、栄養がたくさんあるので、細菌が増えやすい環境です。歯にくっついた細菌のかたまりが歯垢、デンタルプラークといいます。
歯垢が溜まっているところは、何か食べ物がお口の中に入るたびに酸性になり歯を少しずつ溶かします。これがむし歯です。
また、歯垢を放置すると唾液の成分と反応して歯石という固い汚れに変わります。歯垢と歯石は歯の周りの組織を時間をかけて傷めます。これが歯周病です。
歯垢は毎日つくので、ご自身で取ってもらう必要があります。
歯周病・むし歯予防のためのブラッシングは意外と難しく、また人によって得意な場所、不得意な場所、適切な道具が違うので、個別に対応していきます。
また、歯と歯の間は歯ブラシでは届かないので、歯間ブラシ・フロス・糸ようじを使う必要があります。
使い始めるタイミングや、適切な道具も人それぞれなので、ご説明していきます。
ブラッシング指導(TBI:Tooth Brushing Instruction )は口腔衛生指導(OHI:Oral Hygiene Instruction)に意味を含む形で用語が変わってきました。
というのも、歯周病・むし歯予防、ひいては食べること飲み込むことなどお口の機能の維持にはブラッシングだけでは足りないことが分かってきたからです。
歯科では、食生活や、歯ぎしり食いしばりなどの癖、お口の乾燥など、お口のこと全体をみていこうという流れになってきています。
当院でもこの考え方を採用し、より質の高い歯科検診をできるように努めています。
当院の定期検診では歯のことだけでなく、お口周りの気になることや、お悩みを相談していただけます。
セルフケアの目的は、炎症を抑えることです。
検診では歯周病検査に基づいて、炎症があると分かった部位のケアの改善をおすすめするので、一人ひとりに合った説明をさせていただきます。
ここでは特に炎症が起きやすい歯の間に使う器具の、一般的な特徴を説明します。
コストパフォーマンスに優れる
使用方法が多少難しい
価格によって糸の構造が異なる
フロスより使用方法が簡単
形、糸の種類によって価格が異なる
歯茎があまり下がっていない方におすすめ
炎症を抑える効果は一番高い
歯の間のスペースによって適切なサイズを選ぶ必要がある
2、3種類のサイズを使う場合がある
40代以降の方におすすめ
歯ブラシの種類もたくさんあるので、状況に応じておすすめします。
歯石になってしまった汚れは、歯ブラシでは落とせないので専門の道具で歯科医院で除去する必要があります。
主に超音波というとても細かく振動する道具を歯に当てて、歯石を弾き飛ばす処置になります。
これは歯は削れないのですが、振動が苦手な方はパワーを弱くするなど対応しますのでご相談ください。
機械的歯面清掃:Professional Mechanical Tooth Cleaning は、専用の器具とペーストを使って歯面の汚れを落とす処置です。
歯科専用のペーストは機能が高く、歯面をツルツルにして歯垢がつきにくくしたり、普段歯ブラシでは届かない場所も清掃できます。
フッ素はむし歯予防になくてはならない材料です。
昨今むし歯が減ってきたというのは、耳にすることがあると思いますが、その立役者がフッ素です。
歯医者の頑張りと言いたいところですが、日本全体でフッ素入りの歯磨き粉が広まったことが一番むし歯を減らしてきたという経緯があります。
もちろん、いくらフッ素を使っていても、ダラダラ食べをしていたり、歯をちゃんと磨かなければむし歯にはなるのですが、予防効果が高いため、当院ではより適切で効果的なフッ素利用をお勧めしています。
フッ素は歯磨き粉、うがい薬、ジェル、フォームなど様々な使い方があります。定期検診での塗布とあわせて、年齢や部位、むし歯のリスクによってご自宅で使える商品をおすすめしますので、お気軽にご相談ください。
また身体への影響については正しく使用すれば問題ないとされていますが、安全性などご心配がある方はご相談ください。
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